RC住宅のメリットとデメリットについて
RC住宅とは、鉄筋コンクリートによって造られる住宅のことを指しますが、ここでは鉄筋を組み上げた上に型枠で囲いをし、そこにコンクリートを流し込むことで建物本体を作ることになります。大きな特徴としては構造特性がり、それは、鉄骨や木造と異なり、梁と柱などの接合部分が剛構造となることです。
RC住宅のメリットとしては、まず、耐久性が高いことがあり、それは、耐震性にもつながっています。一般的に言われている内容では木造で20年程度、鉄骨造で30年程度となっていますが、RC造の場合には50年程度となり非常に強度のある住宅を造ることが可能となっています。次に生活面に関するメリットがあります。内容としては断熱や気密性能が高いことや、耐火性能に優れていること、また、遮音性が高いことを上げることができます。構造的にも大空間を造りやすく、そのために非常にシンプルな解放感のある空間を構築することができるようになっています。
反面、デメリットとしては、まず、コストが高いことがあります。コストに関しては構造的な面からの内容がほとんどとなり、それは重量が重くなることや、工期がかかることがその理由となっています。また、結露が生じやすいこともデメリットとしてあり、計画をする場合には断熱方法も含めて設備面においても十分な検討を行うことが必要になります。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。
- トラックバック URL
この投稿へのコメント